序章

3/15
前へ
/15ページ
次へ
第四世代型対戦闘二足歩行兵器『アルテミス』は上空約4500メートル(現在暗雲内)まで上昇していた。 モニターのレーダーにはいくつもの反応があり、それが全て『ギガブラ』の反応だとわかった。 気づけば既に5000メートルに達している。 モニター正面には、空を多い尽くす程の蜻蛉型の『ギガブラ』が飛行していた。 「目標をモニターにて確認。戦闘を開始する。」 機体は一気に加速する。暗雲の中を颯爽と飛ぶ。暗雲の中は降らない雨でまるで水中の様な状況となっている。 そんな中を飛行し、機体は全体隈無く濡れている。 ふと見れば雲が切れかかっており、微かな光から、眩い光となって包んだ。 そして、『アルテミス』は水滴が太陽により眩く輝き、その機体の全貌を露にした。
/15ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加