2,目を開けたら美少女?そんな理想はぶち壊されます

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「えっと……あのチョロ火のことですか?」 「チョロ火?」 指先に集中して、火をイメージする。 「せいっ!」 シュボッ 「…………」 「……確かに、チョロ火って言いたくなるわね……」ですよねー。サングラスーツも少し驚いてるよ。 「……あの火は出せないのか?」 「へっ……?」 サングラスーツは何処からか、刃の溶けたナイフを出した。 「あぁ、あのナイフか……え、あの後に何したんですかサングラスーツ」 「サングラスーツ……、覚えてないのか?」 何したんだっけ……鬼ごっこ?おままごと? 「…………」 「ごめんなさい鬼ごっこもおままごともしてませんねごめんなさい」 視線が、冷たい目が痛いっ!! 「本気で覚えてない……知らないって」 「そうか……」 意外とあっさりひいたサングラスーツ。 ……そういや、疑問があったんだよね 「ここ何処」 俺、サングラスーツに襲われて、倒れて、それで…… 「ここは、横波第一高校よ、表向きは普通の高校だけど、本当は貴方みたいな能力者(フェーイカイト)未熟者とかを育成する高校なの」 「よ、横波第一高校……?フェーイカイト?」 横波第一高校……聞いたことない高校だな…… 「って、何で俺はここに?!」 「何で、って……倒れたから?」 まぁ、倒れたっちゃあ倒れたけど……! 「それに、信也君は能力者だもん」 「あんなチョロ火で?」 「あんなチョロ火で」 否定してくれ保険医よ!
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