2,目を開けたら美少女?そんな理想はぶち壊されます

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そういえば、今は何時なのだろうか。 チラッと時計を見ると、4時位だった。 「なんだ、まだ4時か……」 「信也君が倒れてから3日後の、ね」 えっ……3日後…… 「……あれだけの力を発動したんだ、無理もない親御さんには伝えてある」 「なん、で……」 ホッカイロと、約束したんだけど、な……破っちまった…… 「……学校には?」 「転校すると言った」 なっ……いきなりすぎる!!!何で、まだ、約束が…… 「能力者はほっといたら暴走するわ……だから私達が能力の未熟者や能力者達を教育して、押さえなきゃいけないの」 だったら、もっと早く捕まえてくれよ……折角、約束したのに…… 「今すぐ入学しろ、とは言ってない……心残りがあるなら取り除いてくるといい」 「入学は決まってるんだな……」 ……何で、ホッカイロと一緒にいたりしたんだろう。 こんなんだったら、嫌われたかった。 いつもそうだ、俺が友達を作ると、俺は引っ越す。 意味がわからない! 「帰る」 「あっ、ちょっと待って!」 今は何も考えたくない。 ドアを開けた時、手の平に痛みが走ったけど、気にしないで俺は出ていった。 「……信也……」
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