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春の京都は桜。
夏の京都は新緑。
秋の京都は紅葉。
冬の京都は雪景色。
何回来ても、ここには新たな発見がある。
だから、また来たいと思う。
今日は銀閣寺。
この静かで落ち着いた雰囲気が好き。
きらびやかで華やかではないけれど、私はその控えめな佇まいが好き。
早く写真撮らなきゃ。
今日は朝から天気が良いから、せっかくの雪景色がドロドロのベタベタの雪景色になっちゃう。
えっと…、この辺りから写そうかな。
そうすれば、あの庭の石もあの雪を乗せた樹も写るから…。
このまま、ピントを合わせて左にずらす…。
左に……？…
あの人は…、あの人は本当に人なの？
私は肉眼で確認する。
ピントの中に入り込む、真っ白な雪景色の中に居るペガサス。
太陽の緩い光を、肩から頬に向かって浴びているペガサス。
慌てて私はデジカメで、そのペガサスに向かってズームをかける。
やっぱり人だった。
キラキラしてたから黒髪が銀色に見えたんだ。
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