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ー第三章ー文化祭
「今日本番かぁ~。イヤだな。」と僕は思った。
だって自分で立候補したのにも関わらずセリフが最後の2~3ページ覚えられていないのだ。
それに比べて城美月さんはカンペキらしい…よゆーの表情だ。
さて僕はどんなものか。。。あと、30分で劇が始まる…。
ホントにどうしようと思ったとき、城美月さんが「どうしたの?彪氣くん。セリフまだ覚えてないの?」と言われ、僕は心を折られたような気がした。
「…う‥‥‥.ん‥…。覚えられて‥…な…い…。」
「じゃあ一緒練習しよ!実は私も覚えられてないの…。だからね?」
僕は嬉しくて飛び回りたくなってしまった。
城美月さんのおかげでセリフは覚えられた。そして劇本番…。
すごい緊張したが成功した。
そして最後のシーン…。ホントはフリでキスする予定だったが委員長が「本当にキスして下さい!」と急に言われて僕たちはドキッとしてしまった。
でもホントにするしかないので僕は城美月さんに「ホントにキスしていいよ。」と言ってしまった。そしたら城美月さんが「えっ!?ホントにいいのっ!?」と言われ「いいよ。」と言った。
そして【キスシーン】…。
「じゃあキスするね…」と城美月さん。「いいよ」と僕。
そしてホントにキスしてしまった…。
劇が終わり文化祭の幕は下りた。
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