五日目

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夜の学校で美紗が殺されて、その日のカラダ探しは終わって次の日。 いつもならすぐに目を覚ますはずなのに、私は夢を見ていた。 ここは……学校? それも、大職員室の前の廊下で、私の姿も見える。 「美雪、大丈夫かなあ。本当に『呪い』は解けるかな」 うーん、夢の中でもやっぱり私は美人だね。 一緒にいる明日香さんや結子さんと比べても、飛び抜けてるよ。 「ここまで来たら相島を信じるしかねぇだろうが。『呪い』が解けねぇなら、お前ら全員ぶっ殺すだけだけどな。覚悟しとけよ」 ……なんか武司さん、物騒な事を言ってるんですけど。 いくらなんでも、ここまで酷くはないよ。 私がそんな風に思ってるって事なのかな? 「まあまあ、僕には分からないけど、世界が壊れかけているんだろう?この世界がどうなるにしても、もう後戻りは出来ないんだから」 うげっ!何なのこの不気味な人! ギョロッとした目に、痩せこけた頬。 さらに猫背で、良いとこ一つもないじゃん! どこからこんな人が現れたんだか。 「八代先生も、千春さんと再会出来ればいいね。お互いに離れていた記憶がないかもしれないけど」 明日香さんがニコッと微笑んで、その不気味な男性に囁いた。
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