出逢え

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「あれはいつのことでしょうか、覚えていません。ですがいつだったか忘れてしまうほど同じ時間をめがね君と一緒に過ごしたという証明になるというのなら、いえ、事実をわざわざ証明などおこがましい、事実はただただあるのですそれを証明だ証拠だのそんな行為が無駄なのです。ただ私の好意は無駄ではありませんよ。それはおいといて彼との出逢いから話しましょう。私は今もそうですが、小さい頃激しい人見知りで、クラスに馴染めずにいました。そんな時私に話し掛けてくれる男の子がいました。そう、めがね君です。彼は生まれて初めて他人の子と話したかのような、おどおどした口調でしたが、わたしには話し掛けてくれたことが何より嬉しかっのです。そこから私とめがね君の最高のラブストーリーが幕を開けたのです。そこから毎日毎日彼の後ろを歩きめがね君が風邪をひけばうつして貰うためにお家に侵入しました。また、彼に近づくくずは徹底的に教育をして近づけさせなくしました。ああ、私の愛しい愛しい愛しい愛しい愛しい愛しい愛しい愛しい愛しい愛しい愛しい愛しい愛しい愛しい愛しい愛しい愛しい愛しい愛しい愛しい愛しいめがね君……。愛している愛している愛している愛している愛している愛している愛している愛している愛している愛している愛している愛している愛している愛している愛している愛している愛している愛している愛している愛して「あの……」――はい?」 「突然、僕の前にきて幼なじみです、とでも言うかのように話すのは止めて下さい。深呼吸して落ち着いて確認してください。僕達――初対面ですよ」 「どうし「百歩譲って幼なじみだとしても、そんな大きな声で話されちゃあ、他人のふりしますよ、普通」……てへぺろ」 「可愛いく思えたから下手にキモいなんて言えない」  
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