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「…………………………」
「入学式から三週間。めがね君の周りには女の子どころか、男友達すらいません。私以外」
「……」
「も、もしかして……これが噂のぼっち君ですか! 志望校に入学したのはいいのですが友達が出来ず、お昼は洋式便所で一人ご飯を食べ、あと一月程すれば部屋に引きこもって二次元がお友達状態に……っ!」
「…………」
「これは由々しき事態です! 急を要します! 私の未来の旦那さんの輝かしい将来がっっ!」
「………………」
「どうして、さっきから無言なんですか! めがね君とっても、私にとっても大事なことなんですよ!!!」
「……見当はついているよ」
「そうですか! じゃああとは解決するだけですね! あれ? ちょっと、どうして離れていくんですか! え? 今解決策を実行している? それがどうして私から離れていくことと繋がるんですかー!」
「ふーっ、盲目とは恐ろしいよ全く」
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