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ベッドの上でゆっくり目を開ける。 「…夢…ハァ…また、えらく懐かしい夢を見たな。」 ベッドの上に座りそう呟いたのは、栗山 麻那兎(クリヤマ マナト)。 此処は麻那兎が通う学園の寮の自室。 部屋は八畳ほどのフローリングでベッドの他に机と本棚、大きめの洋ダンスがある。 麻那兎は枕元に置いてある携帯で時間を確認した。 「………六時半……」 寮から学園までは歩い20分ほどSHRは8時だからまだ時間的には余裕がある。
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