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「…目も覚めたし、仕方ない。起きてメシ作ろ」 麻那兎はベッドから降り自室を出ると部屋に完備してある簡易キッチンに向かう。 麻那兎が朝食の用意をしている間に寮の説明をしよう。 この学園の寮は通常は個人の自室はあるが三人で一部屋を使う。 それも、同学年三人ではなく三年・二年・一年それぞれから一人ずつランダムで選び決まった三人が一年間同室となる。 ただ、部屋を変える事は出来るがそれには生徒からの申請があり僚艦・生徒会会長・風紀委員長の三名が[必要あり]と判断した時のみ出来る。 ちなみに生徒会・風紀は仕事などの関係から一人部屋とされている。 部屋の中は各自の自室以外は12畳のフローリングの共用スペースと簡易キッチン〔冷蔵庫と食器棚付き〕・トイレと風呂場・脱衣場には洗濯機〔使わない生徒が大半〕がある。 麻那兎は人数的に一年生が居らず三年の先輩と麻那兎の二人。 個人の自室は和室と洋室が選べるようになっている。〔麻那兎は洋室〕 寮自体は七階建てで、一階は僚艦室・談話室・売店〔と言う名のスーパー〕・クリーニング店・寮則の違反者が入る反省室がある〔寮則は後ほど〕。 二階は寮の食堂がある。〔人数が多い為二階の三分の二が食堂〕 三階から六階が生徒の部屋でそれぞれ生徒章を兼ねたカードキーで開ける。 最上階の七階は生徒会・風紀の個人部屋となっている。 一階から六階にはエレベーターもしくは階段で上り下りするが、七階へはエレベーターのみで役員と一緒でなければ行くことは出来ない。 あと、各階には自動販売がある。
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