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寮の説明終わったか?
あっ、悪い。いきなり変わったら分からんよな。
俺は栗山 麻那兎だ。
ここからは俺が話させてもらうな。よろしく。
「よし、メシ出来た。」
共用スペースに置いてある机に二人分の朝食を並べて時計を確認すると7時を指していて、俺は同室者の先輩を起こしに行った。
コンコンコン
先輩の自室のドアをノックしてから入る。
「ヤン先輩。7時ですよ。起きて下さい。」
「……………………」
呼んでも反応無い塊…失礼。先輩はいまだにベッドの中で寝ている。
俺はため息を一つついた後ベッドの横に立ち先輩の耳元に口を近づけて…。
「セ・ン・パ・イ。早く起きて下さい。……でないと……」
そこまで優しく言って間を開けてから。
「……今すぐ簀巻きにして親衛隊の会議室に放り込ん放置しますよ!!」
っと言えば先輩は布団をはねのけて勢い良く起き上がる。
「!!…ま~な~と~!」
「はい。おはよございます。ヤン先輩。」
唸る先輩に涼しい顔で返事をする俺。
「あのなぁ。もう少し優しい起こし方をしてくれないかぁ。」
「嫌です。」
落ち込み気味に言う先輩に俺の答えは一言だけ。
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