人気者な彼

4/17
前へ
/139ページ
次へ
どうしているんだろう…? ていうかこの人、私の事知ってるんだ。 「…仲咲くんは、将棋部だったの?」 「まぁね。幽霊部員だけど」 少し笑いながら、席に座った彼 そのすぐ後に、顧問の村田先生が入ってきて… 「今日は、二人ペアずつで練習してもらうからな。…ペア分けは各々でよろしく」 それだけ言ってまた、部室を出ていった。 周りには、女の子などいない。 女子に人気があるとしたら、彼目当ての人くらいだろう 「なぁ、高槻さん誰と組むか決まってる?」 「…決まってませんけど…」 ニヤリと笑って 「じゃあ、一緒にやろうよ」 と言ってきた。 「私…まだ、チェスも将棋も出来ませんから…迷惑かけますよ」 「俺が、教えたげる」
/139ページ

最初のコメントを投稿しよう!

19人が本棚に入れています
本棚に追加