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「まず奴らについてだが…、分かりやすく悪魔とでも呼んどくか。
んで悪魔共だが、奴らが現れたのは今回が初めてじゃねぇ。
どんぐらい前だったかは忘れたが、奴らは突然現れやがった。
奴らは俺達を見付けると、気色悪ぃ面しながら襲い掛かってきやがった。
まぁ一体一体は敵じゃねぇんだが、奴らは殺しても殺しても湧いて出て、それが何百年って続いた。
俺達も流石に疲れてな、殺し尽くせねぇから奴らを石に封じ込めた。
その封印石は樹海の奥地に建てた祠に置いて、何も入って来れねぇ様に結界を張っといたんだが…。
長い年月を経て、ちょっと前に結界の効果が切れたんだが、結界を張り直す前にどっかの馬鹿が祠を見付けて奴らの封印を解きやがった。
んで、奴らはまた現れたっつー訳だ。
ふぅ、ざっとこんな感じか?質問とかなら受け付けるぜ」
すると、誰かが恐る恐る手を挙げた。
「ん、なんだ?」
「その、悪魔を封じた石なんだが、何故我々人間に解く事が出来たんだ?」
「あーあれか。
俺達は殺す事は得意だが封じたりなんだりはちょっと苦手なんだわ。
それでも何とか封じる事は出来たが、外部からの僅かな刺激で解けちまうくらい繊細になっちまったんだよ。
だからこその結界だ。
他には?」
別の誰かが問い掛ける。
「悪魔共を簡単に殺したと言っていたが、一体どうやったのだ?
戦車の砲撃でも傷ひとつつかなかったぞ?」
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