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「奴ら…彼は悪魔と言っていましたか、悪魔達は現在何処かに身を潜めている様ですね。
まぁ、封印した張本人である私達が"表"に出てきたから、妥当だとは思いますが。
さてこれからの事ですが、今回私達は奴らとは戦いません」
「なっ、そんな!?」
すると、静かにしていた鬼が口を開く。
「今回の事は元々てめぇらが封印石を壊したせいで起きた事だろうが!
てめぇらの尻拭いなんざ俺達はしねぇ。
てめぇらが奴らを倒しやがれ」
「し、しかし、我々の武器では悪魔には対抗出来ない。
我々では悪魔を殺す事など…」
今度は王鬼が喋る。
「まぁ人間の武器なんて悪魔には効きませんからね。
悪魔に効果的なのは、私達鬼の攻撃か、鬼の力を宿した武器だけですから。
鬼の攻撃とは、私達の攻撃全般です。
殴る、蹴る、裂く、噛む、潰す、貫く、砕く、割る、千切る。
鬼の力を宿した武器とはこれです」
そう言って王鬼は、懐から剣を取り出す。
「他にも様々な形状の武器がありますが、今回は分かりやすい剣を持ってきました」
言いながら、剣を空中に浮かべる。
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