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「俺の主人は旦那様。お前は付属品」
なんたる言いぐさでしょう❗
「それに旦那様から言われてんだ。お前を屋敷からぜーったいに出すな、ってな」
「もう私、子供じゃありませんわ‼」
「子供じゃねぇけどよ…」
音弥はジト目で私を見つめます。
「犬が歩けば棒に当たる、みたいにトラブルメーカーなのはどこのどいつだ? あぁ?」
「トラブルメーカー? なんのことですの?」
私がそう答えると、彼は内ポケットから手帳を取り出しました。
「今年に入ってから、お前が起こしたトラブルを順に言ってってやろうか?」
「どうぞ?」
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