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だが、代わりに。
魔女を刈らねばならなくなった。
「あぁ、嫌なこと思い出しちまった」
綾子は一人呟く。
願った豪邸で独り暮らし。
両親は海外に追いやった。
一応恋人はいるが、願ったから本気で愛すことはない。
「願いが叶わないのは、魔女戦ばかり…か」
煙草を燻らせながら、綾子はニヤリと微笑む。
大体は幼い子供ばかり。
自分みたいな大人はごく少数だろう。
そのうちの何割が、一体正義の味方をしているのだろう?
そして、何割が自分と同じ損得を考えて動いているのだろう?
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