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飲み会が終わり俺はベロベロに酔っている
夜の商店街をただほっつき歩いていた。
大聖「き~み~が~よ~お~わ~
はーーー!おっ、ねぇちゃん良いケツしてんねぇ」
「気持ち悪っ!離れてよ!」
女は俺を突き飛ばした
なんだか前にも似たよーな事あったよーな…
あ、あの小娘の時だ
大聖「名前が…ヒッ、でてこねぇーー!」
俺はゴミの上に倒れこみ
身をさらけ出していた
スーツはドロドロで
髪の毛もグシャグシャ
そら突き飛ばされるよな、ハッ
すると俺の携帯の着信が鳴った
携帯を開くと
知らない番号からだった
大聖「は~~い!こちら浅田組…ヒッ…組長候補の大聖ちゃんで~す!」
優「あ、あの、こないだの優」
なにこいつ酔ってんの?
私は知らないうちに無意識にあの男に電話をしていた。
大聖「優ちゃん?…あっそうだ優ちゃんだーー!」
あの女の子からの電話?
そんなわけないよな
これは夢だ
良い夢だなぁ~
優「あの、やっぱ切ります」
大聖「ちょちょ…ヒッ、まってよ!
まだ夢は終わらないぞー」
優「は?なにいってんの?
それじゃ…」
ふと横をみるとチンピラ共が俺の方を見てなにか言ってる
チンピラ「おい!ごらぁ若けぇの!
てめえうちのシマでなに騒いでんだごらー!あ?」
大聖「んだとごらぁ~~!やんのか?
こっちは今絶好調なんだよ!」
俺は携帯を置き男の胸倉を掴む
チンピラ「てめぇ誰の胸倉に手かけてんだ!やれお前ら!」
大聖「ごちゃごちゃウルセーんだよ!おらぁ!」
優「ちょっとやめてよ!ねぇ聞こえてる!?」
私のせい?どうしよ…
俺はチンピラ三人に袋叩きにされた。
畜生、こんな体じゃなかったらあんな奴ら…
チンピラ「ったく…ひつけぇ野郎だ
調子乗ってるから痛い目あうんだよ、まぁ酔ってるわりにわ良い動きだったな、ハッ行くぞお前等」
だんだん正気にもどっていく
携帯から女の声が聞こえる
大聖「なんだ…まだ電話繋がってたんだ、てか夢じゃねぇじゃん!」
優「は?
なにいってんの?てか大丈夫?体」
大聖「へへーん…だい…じょうぶ、だよ!俺は天下の、大聖様だぜ?」
正直キツイ…
体もゆうこときかねえし
優「いいから!今どこ?」
大聖「えっ…と…渋谷の青山通り
てか今、心配してくれた?」
ピッ
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