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私は気づくと体が勝手に
外にでていた
なんで私がこんな事…
あんな奴ほっとけばいいのに
自転車を走らせ
猛ダッシュしていた
てかあの男、大聖って名前なんだ
今風って感じだなぁ。
そんな事考えてる場合じゃない
急がなきゃ!
確か青山通りの商店街だよね
何分自転車を走らせただろ
男が言ってた商店街についた
何処よまったく~…
!?
あの男らしき人物は商店街の端でうつ伏せで倒れ込んでいた
私は駆け寄って行った
優「ちょっと!!大丈夫?」
大聖「んっ…ぅ…ゆ、優…ちゃん?」
俺はとうとう天国へいっちまったのか…
女神が俺の目の前に
こんな近くに
まだ死にたかねぇよ
でもこのまま女神さんといれるなら…
優「ちょっ、ちょっと目あけてよ!」
どうしょ…あっ病院
私は救急車を呼ぼうとした
すると男が私の手を握り
止めてきた
大聖「わりぃ…病院は、よしてくれ
なんなら優ちゃんの家で…」
優「なに言ってんのよぉ!」
私は思わず男の頭を叩いた
大聖「ぅ…」
男は気絶してしまった
どうしよ、もぉ~
あっ
男の財布を抜き名刺を探した
あった!
有限会社
皇龍会浅田組
やっぱヤクザなんだ…
あっこんな事考えてる暇ない!
私はこの住所まで男を起こし
ゆっくり歩いた。
どれぐらい歩いただろ
住所によると
ここだ…
まさか私が一番嫌いなヤクザを
助けるなんて、ね
ちっこい三階建てのアパートみたいなとこだった
三階かぁ
よし
コンコン!
「はい」
ドアを出たのは如何にも
テレビドラマや南の帝王に
でてきそうなヤクザらしき人がでた
【岩塚さん】
岩塚「お?誰だねぇちゃん」
優「あ、あのこの人が
道端で倒れてて…名刺みたら住所がここだったので」
岩塚「おぉ!おい!お前等!
大聖中入れろ!」
岩塚「で!ねぇちゃん!誰だかわかるか?こいつやったの」
優「い、いえ…」
岩塚「そうか、わりぃなワザワザこんなボンクラの為に…どぅだ中でちょっと休んでいってくれ」
優「あっ、いえ私用事あるんで、それじゃ…」
あんなとこに入ったら何されるか
はぁ…
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