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俺達はジェームズとアランの家に向かって歩きだした。
長い路地を抜けると広場があって、そこに思い思いのテントを張ってみな暮らしている。
なるほど、ジェームズとアランは…
「おじさん達ホームレスなんだね!」
空気を読め!かのん!
「あはは、お嬢さんその通り。でも快適なんだな、これが」
俺達はジェームズの青いテントの中に案内された。
中は意外と広く、一応の生活道具は揃っている。
「このパンは近くのパン屋の売れ残りを貰ってきたんだ。セレブご用達でっせ。」
俺とかのんは夢中でほうばった。空腹も手伝ってか確かに旨い。
ここがホームレスの家なんて二人ともすっかり忘れていた。
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