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「――ねぇ、僕のこと……好き?」
少し背の小さめの男の子……いや、男の娘が隣の少しガラの悪そうな男に聞いた。
「す、好きに決まってんだろ!」
男は少し慌てながら男の娘に言った。
「じゃ……ギューッて、して?」
「ゔっ……こんなとこで……で、できねぇよ!//」
男は顔を赤くしながら言った。
「平気だよ、皆気にしない。……だから……ね?」
コテン、と首を傾げる男の娘に男は、より顔を赤くした。
「わ、わぁーったよ……ほら、来いよ//」
手を広げたところにボフッと飛び込んでいった男の娘。
「うん、ありがとね?」
「おう……//」
「……顔真っ赤だよ? クスッ」
「……るっせぇ////」
こうして、二人は幸せの時を過ごしました……。
朝から素敵な萌え、ご馳走様です!美味でござんした。
思わず、ニヤけてしまいそうになる自分の表情筋を、気合いで止めて両手を合わせる。
あー、幸せだ。
朝からこんなにも素晴らしいものが見られるなんて……、なんて幸せなんだろうか俺は。
明後日の方向に顔を向けながら、俺はそんなことを思っていた。
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