第一章 ここは俺の楽園だ

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洋太「んーっ!今日も朝から幸せだ!」 全身を使って思いっきり伸びをする。 因みに、俺は今中庭にいる。 日差しが調度良くてポカポカする。 ベンチに座ったら、即寝そうだ。 入学してからもう一ヶ月経つが、この学校の王道っぷりは素晴らしい。 生徒会長は俺様だし、副会長は腹黒い、会計はチャラくて、書記はワンコ、庶務は可愛い双子だ。 親衛隊も全員のがあるし、生徒会全体のものもある。 あと、これは見たことがないから断言出来ないけど、制裁もちゃんとあるらしい。 全国の腐女子、腐男子が泣いて悔しがること間違いなしな王道っぷりだ。 洋太「この世は幸せで満ちている……」 大好きなもののことを考えていると、自然と笑みがこぼれる。 これは仕方ないものだと思う。 と、そのときイケメンが俺に声をかけてきた。 「おい、七瀬」
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