第一章 ここは俺の楽園だ

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――――――― ――― 「――ねぇ、僕のこと……好き?」 少し背の小さめの男の子……いや、男の娘が隣の少しガラの悪そうな男に聞いた。 「す、好きに決まってんだろ!」 男は少し慌てながら男の娘に言った。 「じゃ……ギューッて、して?」 「ゔっ……こんなとこで……で、できねぇよ!//」 男は顔を赤くしながら言った。 「平気だよ、皆気にしない。……だから……ね?」 コテン、と首を傾げる男の娘に男は、より顔を赤くした。 「わ、わぁーったよ……ほら、来いよ//」 手を広げたところにボフッと飛び込んでいった男の娘。 「うん、ありがとね?」 「おう……//」 「……顔真っ赤だよ? クスッ」 「……るっせぇ////」 こうして、二人は幸せの時を過ごしました……。 朝から素敵な萌え、ご馳走様です!美味でござんした。 思わず、ニヤけてしまいそうになる自分の表情筋を、気合いで止めて両手を合わせる。 あー、幸せだ。 朝からこんなにも素晴らしいものが見られるなんて……、なんて幸せなんだろうか俺は。 明後日の方向に顔を向けながら、俺はそんなことを思っていた。
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