3376人が本棚に入れています
本棚に追加
/190ページ
カタカタと音を立てる、窓。
外で揺れる木が暗闇に染まりやけに不気味に見える。
「……あれ?」
カーテンが
揺れている。
あたしは立ち上がり
窓を閉め、鍵を閉める。
「窓なんて開けてないはずなのに…。」
お母さんが閉め忘れた?
でも几帳面なお母さんが戸締まりを怠るなんて、到底考えられない。
「まさか、純……?」
あたしは急いでカーテンを引き、携帯の元へと向かった。
テレビを付け音量を上げ恐怖を紛らわす。
そして、細く息を吐き最新の記事へと
アクセス
最初のコメントを投稿しよう!