嫉妬

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ピピピ ピピピ… 「…うーん」 まだ開ききらない目を必死に開けながらわアラームの鳴りつづける 携帯へと手を伸ばす。 ピピピ ピッ 昨夜は純が気になり、中々寝付けなかった。 純はあたしに"会いに"は来なかったみたい。 …ホッとした。 一晩中物音が聞こえないか常に気を張っていた。 目を閉じてしまうと、視覚を失う。 見えない事が一番の恐怖だ。 「…あれ?」 携帯を握る指にふと違和感を感じた。 携帯を右手から左手へと持ち替え そしてあたしは言葉を失った……
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