嫉妬

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違和感が、ある。 右手の薬指に… 外したはずの 指輪がはまっていた―…。 そう純から貰った指輪だった。 ゴク… やっぱり純は昨夜、ここに来たんだ。 "ここ"に居たんだ…! 携帯をベッドの上へと投げ出し、汗ばむ手に、指にグッと力を込めてそれを外した。 「キモチ…悪い…。」 指輪をベッドの横に置いてある棚引き出しに乱暴に突っ込んだ。 他に変わった所がないかあたしは周りを見渡した。
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