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下敷きを机の上へと起き、
視線を結衣の方へと向ける。
ゆっくりと息を吸い報告をする。
「別れたんだ、純と…」
あたしの一言に、結衣は慌てて言葉を発した。
「は?いつ?!て…言うか…
別れられた、の…?」
あたしは、小さく頷いた。
"別れられた"
そう、別れたんだ。純と。
あたしの純への気持ちは、春から徐々に冷めていってた。
その理由は…
"束縛"
純は付き合った当初から、かなり独占欲が強かった。
いや、寂しがりって、あたしは感じていたんだけどね。
でも…
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