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アハハ、と頭をかきながらヘルイダルムは、
「いやまー、用事はあるよ？
皆がお前に結婚しないのかってさー、けっこううるさいんだよ｡
なんで結婚しないんだ？」
「一気にしゃべるな｡聞き取り辛い｡
で、なんで結婚しないかって？
ビビッとくるのが無いんだよ｡
あと愛とか面倒だからだ｡」
「ワォ、コイツさらっと俺の存在意義否定しやがったよ｡」
「しかし、ウルヴァヌス様｡
上が結婚してないのは、下に示しがつかないかと｡
それに貴方は軍神｡ただてさえ非生産的なのに結婚してないと、さらに非生産的な世界になりますよ？」
「そのためのヘルイダルムだろ｡」
「いやいや、ウルヴァヌス｡
いくら俺でも限界があるから｡」
「がんばれ｡」
「 ム ☆ リ 」
死んでしまえばいいのに｡
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