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「それはともかくとしてウルヴァヌス様。
たまには休暇をとられたら如何ですか?
貴方は働きすぎなんですよ」
働かせたのはお前だろ……。
それに、
「書類があんだろ……。」
ウルヴァヌスは目の前の書類の山を遠い目で見つめた。
「いえ、重要な書類はこれで全てなので。
代理の方さえおられれば多分100年近くは休暇をとれますよ。」
………つまりアレか。
俺は100年分の仕事をやらされていたと?
「100年の休暇より毎日の睡眠が欲しかった………。」
寝たいです。ホントに。切実に。
「では休暇は要らないので?」
「要ります。欲しいです。
休みます。」
わーい、久々の休暇だー。
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