3人が本棚に入れています
本棚に追加
犯人が捕まってないのなら尚更、藍沙の復讐がしたい。
会って、大切な人を奪った悲しみを、辛さをぶつけてやりたい。
『真地さん、俺…犯人一緒に探します。』
『神谷くん…何言ってるんだ。私たちが責任を持って絶対犯人を探し出す。だから君は安心して大丈夫だ。』
後ろをふと振り返ると藍沙はいない。
気を効かせて何処かにいっているのだろうか。
『でも、どうしても藍沙の気持ちを晴らしてあげたいんです。』
『君は本当に園澤藍沙が好きなんだね。』
『はい。』
『わかった。しかし条件が二つある。一つは危ない真似はしないこと。二つ目はもし犯人を突き止めたら絶対私に報告すること。いいか?』
『わかりました。』
『無茶はするなよ』
『はい。』
心配そうな顔で真地はそう言って帰っていった。
最初のコメントを投稿しよう!