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side:由紀
季節は真冬。
クリスマス、大晦日、お正月と大きなイベントが過ぎて、一段落し始めた頃。
あっという間に冬休みは終わり、三学期が始まった。
拓「おはよう!」
由「おはよう。」
いつものように、拓也が迎えに来てくれて、一緒に登校した。
昨日の夜から降り出した雪が少し積もって、辺りは真っ白。
こんな景色を見ていると、高校生になった今でも浮かれてしまう。
拓「雪なんてひさびさだな~。」
由「そうだね(笑)えいっ!」
拓「冷たっ!!!由紀…お前な…」
由「まあまあまあ(笑)」
拓「このヤロ…オラッ!」
由「キャッ!ちょっと!彼女に向かってそんなことしていいの!?」
拓「うるせーよ!由紀が先にしたんだろ?」
由「それとこれは別!」
拓「なんだよ!ったく…(笑)」
由「ふふっ(笑)」
2人で楽しく歩いていると、あっという間に学校に着いた。
陽「あ、おはよー。」
由「おはよう、陽菜ちゃん。」
陽「あれ?拓也、頭に雪ついてるよ?」
拓「由紀に投げられたんだよ(笑)」
陽「2人とも子供みたい。ホントに仲良しなんだから(笑)」
由「ふふっ(笑)」
陽「あーあ、俊也も少しは気遣ってくれたっていいのに。」
由「またケンカしたの?」
陽「だってね、俊也ってば…」
結局、体育祭のあと、俊也君の告白をOKした陽菜ちゃん。
ケンカばっかりしてるけど、なんだかんだうまくいってるみたい。
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