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敦「おはよー、みんな!」
由「あ、おはよう。あれ?悠君は?」
敦「バカのくせに風引いたみたい(笑)今日は休むんだって。学校終わったら看病しにいかなきゃ。」
めんどくさそうに言ってはいるけど、顔には優しさがにじみ出ているあっちゃん。
2人も相変わらずみたい。
敦「それよりさ…ゆきりん、ちょっといい?」
由「えっ?うん、いいけど…」
あっちゃんに言われて一緒に廊下に出た。
敦「あのね、こんなこと言わない方がいいのかもしれないんだけど…」
由「どうかした?」
敦「拓也君のことなんだけど…」
由「拓也?」
敦「うん。あのね…この前見ちゃったんだ。拓也君が知らない女の子といるの。」
由「えっ…」
敦「たまたま拓也君がバイトしてるファミレスの近くを通ったときにたまたまね…。拓也君…その…」
由「その?」
私は恐る恐る聞いてみた。
敦「拓也君…その…その女の子と抱き合ってて…」
由「嘘…」
敦「どういうことか分からないんだけど…。でも、悠とも相談して、2人のためにはちゃんと話しておいた方がいいと思って…。あとは、ゆきりん次第だけどね…」
由「そっか…。ありがとう…」
私は気の抜けたような返事をして教室に戻った。
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