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夫「で、どうする?」
夫婦の夫が口を開く。
妻「あなた、この娘を養子にしない?」
夫「何?」
妻「あたし達も子が欲しいわ、この娘も行く当てがなさそうだし。」
夫「...そうだな。」
その時、少女が目を覚ました。
少女「あえ...ここどこ...?」
夫「あ、落ち着いて、君の名前は?」
少女「...わからない。」
夫「へ?」
少女「ここ、どこ?」
少女は泣き出してしまう。
何て事だろう、彼女は記憶喪失だった。
夫「なら、名前をつけないとな。」
妻「どんな名前がいいかしら?」
夫は娘を見て何かを思い付いた。
夫「...秋菜。」
妻「え?」
山本(夫)「偶然だな、俺もその名をつけようと思っていた。」
妻「山本さん?」
夫「いいだろ、な?」
夫が妻に頼む。
妻「...いいわ、その娘の名前は秋菜ね。」
夫「ああ。」
こうして少女、秋菜は夫婦、三久家の養子になった。
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