9人が本棚に入れています
本棚に追加
気がつくと朝だった。
けだるい目覚めに憂鬱な気分なる。
（…学校かぁ）
正直休みたい気持ちだったけど、サボる訳にも行かないのでノロノロとベッドを抜け出し身支度を済ませた。
（…変な夢だったな）
うっすらとしか記憶に残っていない昨日の夢を思い出す。
母の姿に…見知らぬ男の人…。
そしてあの言葉…。
「…鳴海、大切な私の娘」
そう言った男の人を何故だろう自分は知っている気がしてならない。
（どうしてこんな気持ちになるの？）
いくら考えても答えの出ないモヤモヤに夢なのだからと言い聞かせて居間へと向かった。
最初のコメントを投稿しよう！