標的2~大怪盗団は高校生!?~

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まゆゆの家は大きい上に 入り組んでいて大変複雑なのだ そのなかにところ狭しと 数多くの大人たちがセコセコと走っている 「あれ?優ちゃん?」 「??にゃんにゃんどうしたの?」 「ううん、何でもない」 こじはるさんの言ったことは正解だった でも一瞬しか見えなかったので 自分の勘違いだと思ったらしい まぁ、今のことは全然私たちは知らないんだけど けっこう歩いたであろう その奥の奥の部屋に目指すものがあった 部屋の前でまゆゆは立ち止まった 「みんな、あれ!」 指を指す方向には一際大きな輝きを持つ宝石に目を奪われた 「すゴーい」 「綺麗」 「あれ、本当に宝石?」 「ヤバ!」 それぞれが思い思いの言葉を呟いた そのあとわたしたちはある部屋に集められた 大人たちの邪魔にならないことと まゆゆの見張りをしてほしいと言うことだった そんなことは私たちにとって苦でも何でもないので快諾した
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