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まゆゆの家は大きい上に
入り組んでいて大変複雑なのだ
そのなかにところ狭しと
数多くの大人たちがセコセコと走っている
「あれ?優ちゃん?」
「??にゃんにゃんどうしたの?」
「ううん、何でもない」
こじはるさんの言ったことは正解だった
でも一瞬しか見えなかったので
自分の勘違いだと思ったらしい
まぁ、今のことは全然私たちは知らないんだけど
けっこう歩いたであろう
その奥の奥の部屋に目指すものがあった
部屋の前でまゆゆは立ち止まった
「みんな、あれ!」
指を指す方向には一際大きな輝きを持つ宝石に目を奪われた
「すゴーい」
「綺麗」
「あれ、本当に宝石?」
「ヤバ!」
それぞれが思い思いの言葉を呟いた
そのあとわたしたちはある部屋に集められた
大人たちの邪魔にならないことと
まゆゆの見張りをしてほしいと言うことだった
そんなことは私たちにとって苦でも何でもないので快諾した
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