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キーンコーンカーンコーン
やっと終わった…
まぁ殆ど寝ていて授業なんか一切聞いてもないんですけど…
俺はいつも通り
身支度をしてから
クラスの仲間にサヨナラを告げ
教室を後にする
部活にも所属してはいるが
真琴のことが優先なのである
校庭を駆け抜けて
校門を出て少し歩いたところで
曲がってある裏の路地に出る
車が一台止まっていた
それを俺は確認すると
その車に乗り込んだ
「お疲れ様です。優斗様。」
運転手は俺よりもずっと若い
と言うかどうみても中学生にしか見えない
なのに運転手である
この運転手は真琴のお手伝いで
木本歌音と言う
この歌音はスゴい
まぁ、スゴさはその内に分かると思うよ
「俺が最後か」
乗っていた人を確認すると
車は目的の場所へと走り出す
「どんな仕事かな？」
「どんなのだろうね」
珠理と茉奈都はそんなことを話していた
見た目は湊よりもちょっと大人っぽいがやっぱりまだ子供だなぁ…って改めて思う
「歌音ちゃんはなにか知らないの？」
俺は歌音に聞いたが
運転中ですのでと流された
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