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「……無理なのにな…」
「?どうかしたか?」
「いえ!なんでもありません!」
警官の格好をした男の子が地面に呟いた言葉は運悪く隣にいた警官に聞こえてしまった
だが、その聞こえた警官ですらまあり聞き取れなかったため
特に問題はなかった
男の子は警官にしては若い気がする
なのに周りのむさい男共は気にしてはいなかった
その男の子は顔に笑窪を作ると
屋敷に堂々と入っていった
途中で男の子とぶつかった
「おい!いってぇーな!って湊か」
「そういう優斗こそ任務中なんだから!」
「はいはい」
二人はしかめっ面になりながらも目的の場所へとむかう
そう二人は警官でもなんでもない
「着いたぞ!茉奈都!」
先程優斗と呼ばれた男の子が
無線で呼び掛けた
「了解です!それじゃあ陽動作戦開始です!!」
これが合図であった
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