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学校にはクラスのマドンナが一人は存在するが
この学校には王子様たちが存在する
まぁ、たまたまなんだけど
人望があって人気があってモテてという条件を持った人が５人
高橋湊 大島優斗 宮澤咲人
松井珠理 向田茉奈都
私にとってみれば憧れの存在で
すむ世界が違う
雲の上の存在なのだ
「なんか、凄いよね」
その王子様たちを見ながら
あっちゃんはそう呟いた
「だねー」
「でも、私たちと一緒でいつも５人でいるよね？」
「確かに」
キーンコーンカーンコーン
始まりを告げる鐘が鳴る
姿勢を正して入ってくる先生に挨拶をした
いつもと変わらない普通の授業の開始であった
でも１つだけ違った
誰かの視線を感じたこと
それが咲人の発したものとは
私は気付かなかったけど
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