量子力学

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シュレディンガー方程式とマトリクス力学 量子を、「粒」として記述したマトリクス力学 量子を、「波」として記述したシュレディンガー方程式 この二つは、共に量子を記述したものだが、その根本となる「量子」が「粒」なのか「波」なのかで一大論争が勃発していた。 (最終的には、この二つは同じものを記述していたと解釈され、式として簡単に扱えるシュレディンガー方程式が採用されるに至っているが・・) 粒派のコペンハーゲン学派と波派のアインシュタイン、シュレディンガーの対立はすさまじいものがあった。 コペンハーゲン学派には、当時、ニールス・ボーア、W・ハイゼンベルグ、パウリが所属。 マトリクス力学の生みの親であるハイゼンベルグとアインシュタインの対話は量子の考え方の違いが浮き彫りになる。 最終的には、シュレディンガー方程式に記述される「確率波」により空間を伝達し、不確定性理論によって「粒」として観測される・・「変」な世界となった。 この「確率波」に関して、アインシュタインは・・ 「神はサイコロを振りたまわず・・」 と、最後まで、この量子力学を否定したという・・ それにしても、中学生の拓夢君に、この二つの式を比較しろと言う課題を出した教頭先生も・・何を考えているのか・・
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