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だいぶこの生活に慣れてきた。
この場所には昼も夜も無かった。
なのに眠れない夜は続いた。
そういえばこの前、深海にも伝わるような強い振動が私を襲った。
「な、何!?まさかこのまま深海の下の方が割れて吸い込まれたり…あぁいけない」
またいつものネガティブシンキングである。
何事かと上を見上げると、
「…紫苑!でも…えっ?」
紫苑(のはずの人)の背中に羽が生えていた。
大きい、とても大きくて、
「綺麗…」
すっかり目を奪われた。
そして羽から光が溢れた。
「はぁ…」
思わず声を漏らす。
しばらく見つめていたら目が合った。
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