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やっぱり海は落ち着く。
「ただいま」
とても大きい貝殻の家に泳いで帰る。
「…え?」
いつもお母さんは居るのに、今日は居なかった。
正しくは、居た。
人魚の死、それは瓶詰めの粉になること。
嘘だ。
お母さんが死ぬ訳ない。
昨日まで元気だったのに。
夢でもこんな事は嫌だ。
嘘だ嫌だ嘘だ嫌だ嘘だ嫌だ。
「お母さん…嫌だ…嫌だよ…」
何事かと寄ってきた近所のクマノミ達も涙した。
私は泣き疲れてそのまま眠った。
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