第一章 赤い炎
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おばさんに包んでもらった草餅を片手に 、私は社への道を急いだ。 社の近くの辻を曲がった時、真っ赤に燃え上がる社が見えた。 『父様っ!みんなっ!』 私は制止の声も聞かず、社への道をひたすら走った。 そして、坂を登りきった時、私は目を見張った…。
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