第一章 赤い炎

2/5
前へ
/5ページ
次へ
床には見知った人の骸がころがり、父様と暮らした社も、赤い、赤い炎に包まれていた。 しばらくは呆然と立ち尽くしていたが、 『ハッ!逃げなくちゃ!』 私は燃え上がる炎の中、流れる涙も忘れ、必死に走った。
/5ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加