第一章 -カシウスを追って-

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居酒屋アーベントに着いた。 「何にしようかナ。おっ、この春風スパイラル麺というの美味しそうだナ」 ~~~~~~ 春風スパイラル麺を食べ終わった後、外から声がした。 「見つけたわよ!さぁ、アリル!おとなしく捕まりなさい!」 (この声は…エステルだネ。多分、遊撃士の仕事だろウ) 外に出て声のする方に向かってみると、栗毛色のツインテールの少女とこの世界では中々見ない黒髪の少年が猫を捕まえるために追いかけていた。 そこでふと気付いたことがあった。 (あれ?FC始まってない?) 思わず語尾を変え忘れるぐらいの衝撃だった。 「やばい、完全に忘れていタ。 そういえば、カシウス・ブライトのボースで飛行船降りた後の動向をチェックする予定だったんだヨ」 ライは宿に入って宿代を払い、急いで空港に向かった。 (確か、グランセルからロレント行きの船に乗るはずだったから、まずはグランセルに行かないト) グランセル行きの船にギリギリ乗ることが出来た。 ~~~~~~ グランセルに着いた後、しばらく待ってみた。 (これ完全にストーカーな気がするナ) カシウスが空港に向かって来たので、後をつけるような感じで、ライも空港に入り飛行船に乗り込んだ。
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