プロローグ

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ある日の朝 いつも通りの時間に起き、いつも通りの朝を過ごし、いつも通りの家や街並みを歩く、そんないつも通りの世界を少々物足りなさを感じながらも楽しく暮らしている少年がいた。 「何か面白いことでもないかな?今日は学校休みだし」 そう思っていた矢先にどこかから悲鳴が聞こえた。 すぐに声のする方向に向かった。その先にいたのは、急いで逃げている男といかにもひったくりにでもあいそうなお婆さんだった。 見れば分かるが一応、お婆さんに話を聞いてみた。 「何が会ったんですか?」 「ひったくりよ!捕まえて頂戴!」 まあ、やっぱりそうだろうなと思いつつ逃走中の男を追いかけた。
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