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目が覚めた時、大きな部屋にいた。どうみても飛行船の中では無い。
しかし、乗客していた人もいる。
「あら?目が覚めたのね」
一人の女性が話しかけてきた。確か乗客していた人だった気がする。
(あれ?そういえばこの場所、どこかで見覚えがあるようナ?)
「こんな小さな子も巻き込まれるなんて」
(小さな子って、僕こうみえても12歳だからネ。まあ、子どもに変わりないけド)
「なに、女王陛下が身代金を払ってくれるまでの辛抱さ」
「それに食事は出してくれるし、待遇も悪くないしな」
(だんだん分かってきたヨ。ここは……空賊カプア一家のアジトダ!)
その時、空賊の下っ端が食事を持って来てくれた。
(下っ端よ!感謝すル!)
そう心に思い食事をしていたが、ふと気付いたことがあった。
(カシウス追いかけるの忘れてタ~!)
ライは物語の裏を見れなくて、あの時寝たことを後悔した。
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