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「鍵がかかっているわ」
「この奥に人質のみんながいるのね。任せて」
「とりゃーっ!!」
エステルが扉をぶち破った。
その後ろからシェラザード・ハーヴェイ、ヨシュア・ブライト、オリビエ・レンハイムが入って来た。
「みんな無事!?」
「遊撃士協会の者です。皆さんを救出しに来ました。
見張りの空賊は片付けました。安心して頂戴」
シェラザードがそう言うとみんな安心した顔になった。
(まあ、知っていたんだけど思ったより派手な登場だナ)
そんな時エステルは、辺りをキョロキョロと見回していた。
ライは、エステルに話しかけてみた。
「お姉さん、何を探してるノ?」
「えっとね?あたしのお父さんを探しているの。髪はあたしと同じ色で、見た目は中年のおじさんなんだけど」
「ああ!それなら―」
「何の騒ぎだ!」
言い切る前に空賊がやって来たようだ。
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