第一章 -カシウスを追って-

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(今操られているとはいえ人質無視して攻撃するなんテ!!) 「ドルン兄!!」 「よせ兄貴!!」 ジョゼットとキールが止めるが 「うるせぇ!! 俺のする事に文句言うんじゃねぇ!!」 さすがに腹が立ち、ドルンに攻撃しようとした。 だが、その前にヨシュアがドルンに向かっていた。 ドルンは、導力砲を撃とうとしたが、その前にヨシュアが攻撃して導力砲の向きをずらした。 その結果、天井に砲撃が当たってしまい、天井はガラガラッと崩れてしまった。 「危なイ!!」 真下には空賊の下っ端が3人もおり、気づけばライは、下っ端を助けるために動いていた。 (間に合うか?いや、間に合わせるんだ!!) ライは、グノーシスの能力で身体能力を限界まで引き上げた。ものすごい速度で動き、何とか3人とも捕まえて人質の部屋に戻った。 下っ端達は全員、気絶しているようだ。 (ふぅッ……見られたかナ?) 常人には見えないぐらいの速度だから乗客には見えてないと思うが、戦闘経験のあるエステルや空賊達には見えていたかもしれない。
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