第一章 -カシウスを追って-

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「さすがはエステル君 それでこそラブ&ピースだよ」 オリビエが訳のわからないことを言った。 (あッ、いたんダ?) 「ところで…飛行船に乗っていたのってここにいる人で全部?」 「ああ!全員ちゃんとここにいるよ!」 「え?でも…あたしの父さんは!?」 (ああ!そうダ。カシウスのことと抜け道を教えとかないト) 「ツインテールのお姉さ~ン!」 エステルを呼んでみた。 「あっ!さっきの。何?どうしたの?」 「ちょっとこっちに…」 エステルを抜け道に案内した。 「こんなところに抜け道が」 「そこの金髪の変な人は無理だろうけド、お姉さんなら通れると思っテ」 「変な人とはなんだい少年!?君にはこのオリビエ・レンハイムの美しさが分からないのかい!?」 何か言っているようだが、無視した。
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