第二章 -運命-

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~マノリア村~ アガットに護衛してもらいながら無事にたどり着いた。 「ありがとうございまス。ここまで来れば大丈夫でス」 「俺は近づいてきた魔獣を蹴散らしていただけだ。ガキ!これからは護衛ぐらい雇ってから通れよ」 「分かりましタ、次からは気を付けまス。 後、僕の名前は歩いている時にも言いましたが、ライですヨ。ガキじゃないでス」 「どっちでもいい!今言ったこと忘れんなよ!」 そう言ってアガットと別れた。 「さて、この後どうしよウ。…とりあえず釣りでもしながら考えよウ」 ~~~~~ しばらくして日が暮れてきたので今晩は、白の木蓮亭に泊まることにした。 二階の部屋で寝る前に考えていたことがあった。 「エステル達と出会ったらどうしよウ。短期間に二度も遭遇すると変だと思われるし、う~ン…出会ってしまった時に考えよウ」 なんとも後回しな考え方であった。
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