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翌日。目が覚めたライは、白の木蓮亭一階に降りて魚介パエリアを食べていた。
「うまイ!これはいいですネ。レシピ教えてもらってもいいですカ?」
「気に入ってくれて何よりだ!勿論、いいよ!」
そう言ってマスターは、レシピの紙をくれた。
「しかし、その年で1人で釣り旅とはね~。魔獣とかは、大丈夫なのかい?」
「大丈夫でス!魔獣の一匹や二匹ぐらいなら倒せまス」
嘘ではない。実際にかなりの魔獣を倒している。
「はっはっはっ!これは頼もしい」
談笑しながら食事をし、食べ終わってからは、釣りをしにいくと言って出かけた。
「しかし、綺麗な海だナ」
そんなことを言っているうちにクローネ峠方面から誰か近づいているようだ。
「エステルとヨシュアだネ。そろそろ僕も行こうかナ」
そう言ってライは、エステル達と入れ違いになるようにルーアン市方面に歩いていった。
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